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ANCS事務局 清田哲男
(岡山大学教育学部美術教育講座)

4月22日 ANCSアートスタジオ「つまらないを、つくる」を実施しました。

大阪、神戸、岡山、倉敷の会場で、実施し、

各会場で誰もが「つまらない」と思うものをつくりました。

紙粘土を、まるめて、お団子にし続ける・・・そして、意味も無く、元の塊に戻す・・・

いちごは、おもしろい。けど、その食べ終わったヘタだけ展示しても、つまらない?

つまらないをつくっているはずなのに、なんだか楽しい。なぜかいつもよりおもしろがってしまう。

そんな心のおかしさを身をもって体験できる一日でした。

 

参加者の声

「普段つまらないことに関心を寄せることはないものですが、こんなに自分のつまらないこと、他の方のつまらないことを熱心に観察することはしたことがなく、観ていると、一人ひとりのものの捉え方や考え方、想像力、妄想力、色々なことが浮かび上がってきて、とてもおもしろかったです。そう考えると、世の中、つまらないことなんてないのかもしれないなとも感じました。」

「つまらないものを工夫して作ったり、つまらない!と共感することは物凄く楽しいことだったので、本当のつまらないことは、考えたり期待することを放棄する事なのかなと思いました。」

「つまらないことを見つけようとすると、色々なものに面白さを見出してしまう。」

つまらないを、本気で考えたら、やっぱり面白いんだなぁと感じました。

じゃあ、その面白いの中身って何?あなたにとって、何がたのしいの?

と問われたとき、今回の活動の中にヒントが隠されているような気がしました。